shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

ナガミヒナゲシ

2021-04-17 20:09:49 | 侵入生物をきれいに撮る
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)は、ケシ科ケシ属の一年草または越年草です。
Wikipediaには「地中海沿岸の原産でヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、オセアニア、南北アメリカ、日本に分布する。オレンジ色の花を付ける。花弁は基本的に4枚だが、多少の変動がある。開花時期は4~5月。高さは15cmくらいから最大60cmぐらいにまで生長する。茎には硬い剛毛が生えている。葉は細かく切れ込む」とあります。
国立環境研究所の侵入生物データベースには「茎の高さ20~60cm、下方には立った毛、上方には寝た毛がある。葉は1~2回羽状に深く裂け、根生葉は長さ20cmに達する。花は茎・枝の先端に単生、径3~6cm。がくは2個、長毛を密生、開花とともに落ちる。花弁4個、赤~朱赤色、多くは基部に黒い斑。雄ずい多数、やく・花糸は淡紫色。雌ずい1個、花柱を欠き、円筒形の子房の上の円盤状のおおいの上に柱頭が放射状にのびる。果実(さく果)は長さ2cmほど、幅はその1/2~1/3、無毛、柱頭の射出部は7~9個、種子に網目模様。変種が分類されることある」とあり、国内移入分布は「日本全国に広く分布」と書かれています。
帰化&外来植物見分け方マニュアル(森昭彦著)によると「1株の種子生産量は8万~12万個にもおよび、種子の寿命は5年くらいあると言われている。この種子は靴や車両のタイヤなどに付着して移動・拡大すると考えられている。短命な植物であるから、結実前に抜けば防げる。春と秋の発芽後に耕耘すると一網打尽も可能」とのことです。



(ここまで2021/04/17)








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16 コメント

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猛烈な繁殖力で広がって~ (ダリアクミコ)
2021-04-17 20:45:19
shuさん今晩は!
今晩は!原産はポピーの仲間ですが外来種です
今日も庭の手入れでしたが我が家にもありますが
去年より多いです、茎の太さも立派
そばにある花に良くないので取り払いました。
咲いていると綺麗なんですがね(笑)
お仕事しているのに詳しい説明して頂きありがとうございます。
Unknown (t71127aichan)
2021-04-17 20:47:39
shuさん こんばんは~
ナガミヒナゲシが沢山咲いていますね。
外来種 あちこちに種が飛んで芽が出て来ます。
我が家では鉢に飛んで部屋の中で咲きました。ピエロ
ナガミヒナゲシ (モウズイカ)
2021-04-17 20:53:10
こんにちわ。10年くらい前ですから会社勤めしていた頃の話ですが、東京に出張すると、蒲田付近の道端のあちこちで見かけました。
当時は可愛い花が入ってきたな程度の認識でしたが、その後、とんでもなく殖える害草と知り、驚きました。
秋田でも昨年、男鹿半島(秋田では一番早く春が来る処)の道端で見つけ、ビックリしました。
これからは何年かかけてうちの辺りにも来るんだろうなと戦々恐々としております。
Unknown (四季の足音ミワ)
2021-04-17 22:21:43
shuさん今晩は。
庭などで見かけると邪魔者扱いされますが、道端などではとても可愛いお花、
庭には2,3本残し咲かせていますが来年は倍々、抜いてはの繰り返しをして楽しんでいます。
shuさん、こんばんは (さざんか)
2021-04-17 22:38:57
ナガミヒナゲシが咲いて来ましたね。
こちらでもあちこちで見かけますが、こんなに沢山咲いているところはありません。
街路樹の根元で咲いているくらいです。
可愛い花ですが、猛烈な勢いで増えるそうですね。
幸いうちの庭には生えて来ません。
1本だけの写真は撮ってあります。
群生しているところを撮りたいです。
ダリアクミコさん こんばんは (shu)
2021-04-17 22:43:50
コメントありがとうございます。
まるでこの季節の風物詩になったかのように、毎年連休前になると、国道沿いに遠目にきれいな、明るいオレンジ色の花が並びます。
初夏に結実した株は枯死し、秋に発芽してロゼットで冬を越すようです。また、秋に発芽しない種子も春に発芽するので、結実前に抜けば駆除できます。
国道沿いにはきれいですが、庭には生えて欲しくないお花かもしれませんね。
ピエロさん こんばんは (shu)
2021-04-17 22:57:01
コメントありがとうございます。
帰化&外来植物見分け方マニュアルには「東北、北海道、紀伊半島、九州南部には少ないと」書いてありますが、青森でも出ているのですね。
恐ろしいくらいの種子生産量で、増えだすと爆発的に拡大します。
こちらでは、国道沿いの歩道の端っこに、道路に沿って延々とオレンジ色の花が並んでいます。
もともと観賞用として導入されただけあって、まとまって咲く姿はきれいですね。
モウズイカさん こんばんは (shu)
2021-04-17 23:03:17
コメントありがとうございます。
日本に侵入したのは60年ほど前で、東京で1960年に確認されています。
それから全国に広がり、すでに秋田でも見られるようになったのですね。
秋田といえば、男鹿半島や山岳地帯に、たくさんのスプリング・エフェメラルや高山植物のお花畑がありますね。
そんな中に、外来種のこんな植物が混じって欲しくないものです。
ミワさん こんばんは (shu)
2021-04-17 23:11:18
コメントありがとうございます。
もともと観賞用に導入された植物ですから、きれいなお花を咲かせますね。
家の近所でも、庭に生やしていらっしゃるお宅もあります。
我が家には、これまでにタカサゴユリ、ネジバナ、アオキなどがどこからともなくやって来て、定着しています。
ナガミヒナゲシは、恐らく、我が家には似合わないように思います。
さざんかさん こんばんは (shu)
2021-04-17 23:20:12
コメントありがとうございます。
こちらでも、住宅街の中ではあまり見かけません。
しかし、国道沿いにはたくさん咲いています。
セイタカアワダチソウやオオキンケイギクが車道の中央分離帯に咲くのに対して、この花やオシロイバナやユウゲショウは歩道の端に咲いています。
国道沿いに咲くことについては、きれいでいいと思いますが、個人的には、ユウゲショウの方が好きです。

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