「千と千尋」舞台化 「でも宮崎駿は舞台に興味がない」

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小原篤
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 来年2月に開幕する舞台版「千と千尋の神隠し」の会見が6日、東京・三鷹の森ジブリ美術館で開かれ、湯婆婆と銭婆の2役を演じる夏木マリらメインキャストが追加発表された。夏木と共に登壇したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、原作であるアニメ映画「千と千尋」の宮崎駿監督が舞台化をどうとらえているか問われ、「彼は自分の映画にしか興味がない。『風の谷のナウシカ』が歌舞伎になろうが、『千と千尋』が舞台になろうが関係なく、自分の映画だけ作っていたい。そんな自分勝手な人です。すみません」と苦笑しつつ答えた。

 2001年に劇場公開された「千と千尋の神隠し」の初の舞台化は、今年2月に発表された。東宝が来年2、3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4~7月にかけ大阪・福岡・札幌・名古屋で上演する。翻案・演出はミュージカル「レ・ミゼラブル」の演出などで知られるジョン・ケアード。主人公の千尋は橋本環奈上白石萌音のダブルキャストだ。

 6日の会見で追加発表されたのは、湯婆婆/銭婆を夏木とダブルキャストで演じる朴璐美(ぱくろみ)のほか、ハク役の醍醐虎汰朗・三浦宏規、カオナシ役の菅原小春・辻本知彦、リン役の咲妃(さきひ)みゆ・妃海風(ひなみふう)、釜爺役の田口トモロヲ・橋本さとし。

 夏木は、ケアードの「レ・ミ…

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